「毎週の定例会議、議事録をAIが自動で要約してくれるようにしました」
いま、いちばん導入されている使い方だと思います。それでも、その前に2つ聞きます。
① その議事録は、あとで読まれていますか
「配っています」と「読まれています」は違います。
前回のレポートの話と同じで、数字で聞きます。「先月、議事録を見返して何かを判断したことは何回ありましたか」。
ゼロ回なら、議事録は記録ではなく儀式です。速く作っても、速く積まれるだけです。
② 先週の会議で、決まったことは何件ありましたか

これが本題です。
ゼロ件なら、それは会議ではありません。報告会です。
報告を聞くだけなら、集まる必要がありません。読めば済みます。しかも読むほうが速く、聞き逃しもありません。
| その場に集まる必要 | |
|---|---|
| 決める | ◯ 意見が割れたとき、その場で詰めないと進まない |
| 相談する | ◯ 相手の反応を見ながら形を変えるので、対面が速い |
| 報告する | ✕ 読めば済む |
| 共有する | ✕ 読めば済む |
「顔を合わせる意味がある」は、たぶん本当です
ここで多くの人が引っかかります。そして、その感覚は正しいと思います。
⚠️ ただしそれは会議ではなく、話す時間です。
決める場と話す場を混ぜると、どちらも中途半端になります。決めたい人は雑談を邪魔だと感じ、話したい人は決議で時間が無くなったと感じます。両方が不満を持ちます。
分けてください。30分の決議と、15分の雑談にするだけで、どちらも成立します。
いちばん効くのは「開かない週を作る」
定例を廃止しなくていいです。代わりに、こうします。
議題がゼロなら、その週は開かない。
⚠️ 「議題がなければ中止」と決めておかないと、必ず開かれます。予定に入っているものは、理由がなくても実行されるからです。
そして開かなかった週に何が起きたかを見てください。たいてい、何も起きません。
AIが効くのは、その先です

会議を減らしたうえで残ったものには、AIが効きます。
- 決まったことだけを抜き出す(議事録全文ではなく、決定事項と担当者と期限)
- 前回の決定が実行されたかを次回の冒頭に出す
⚠️ 要約させるのではなく、抜き出させてください。要約は全部を短くしますが、要るのは「決まったこと」だけです。
月曜に、1つだけ
次の定例会議で、終わったあとに1行書いてください。
「今日、決まったこと:」
3週続けて空欄なら、その会議は報告会です。
次回
次は、入力項目が40個ある申請フォームの話です。入力を速くするのではなく、入力そのものを減らします。
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