こんな覚えはないでしょうか。
- 便利そうなものはすぐ入れてみる
- 記録は残しているが、判断の理由は残していない
- あとで「なんでこうしたっけ」となることがある
当てはまるなら、あなたは道具から入る人タイプです。新しい工具は、だいたい先に試している。なぜその工具を選んだかだけ、控えていません。
これはAI活用の適性を分ける4つの軸のうち、SDKA の組み合わせにあたります。
道具から入る人の強みは、消してはいけない
試すのが速い。人に渡すことにも抵抗がなく(D)、仕組みにするのも好き(A)。記録も残している(S)ので、何を導入したかは追えます。
「導入する前に検討を」と言われがちです。試す速さは、落とさなくていい。 この型で回っている仕事が、実際にあります。
詰まるのは、性格ではなく組み合わせ
選んだ理由が残っていないので、定着の判断ができない。感覚で決める型(K)です。残っているのは導入の記録で、選定の理由ではありません。あとで「なんでこうしたっけ」となるのはそのためで、同じ検討を何度も繰り返すことになります。
実際、こういうときに出ます

たとえば、ツールの棚卸し。契約中のサービスが並んでいて、半分は使われていません。やめるべきか判断しようとして、手が止まる。導入時に何を期待したかが分からないので、期待どおりだったのかを判定できない。結局「使っている人がいるかも」で残ります。
なぜ、今まで直らなかったのか
導入の記録は残しています。だから「記録している」という実感があります。残っていないのは選定の理由ですが、選んだ瞬間には理由が自明なので、書く必要を感じません。自明だったことは、3か月後には思い出せません。
最初の一歩

導入するとき、期待を1行だけ残す。「これで月◯時間減らしたい」。AIに導入メモを起こさせるとき、その1行を必ず入れる。次の棚卸しで、判定できる材料になります。
そのまま使える指示文
AIに貼り付けて使えます。{work} のような箇所は、自分の仕事名に置き換えてください。
いま導入を検討しているツールについて話します。
「これで何を減らしたいのか」を1行にまとめてください。曖昧なところは私に質問して、数字(時間・件数)が入った形にしてください。導入メモの先頭に置きます。
あとで、これで確かめる
3か月後、その1行を見返して、達成できたか判定する。判定できれば成功です。判定できないなら、1行の書き方に数字が足りていません。
4つの軸それぞれの、使いこなし方
道具から入る人タイプは SDKA の4つの極でできています。軸ごとに、効く使い方は違います。
- 仕事の覚え方:書いて残す … 自分の書いたものを、AIに読ませる前提で書く
- 仕事の抱え方:人に渡す … うまくいった指示文を、そのまま人に渡す
- 決め方:感覚で決める … AIに「なぜそう決めたか」を言葉にしてもらう
- 手の動かし方:仕組みを作る … 作った仕組みを、自分以外が直せる形にする
逆に、やらない方がいいこと
AIに最終判断まで任せること。たたき台までにして、決める理由は自分の言葉で残す。そこが今いちばん欠けています。
まとめ
「導入する前に検討を」と言われがちです。試す速さは、落とさなくていい。
詰まっているのは性格ではなく、SDKA という組み合わせの帰結です。だから気合いでは動きません。道具は増やしていい。選んだ理由を、1行だけ。
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