段取りが自分の頭の中にしかない|AI活用タイプ「段取りの達人」

AI活用Tips

こんな覚えはないでしょうか。

  • 自分の段取りは、本当によくできている
  • やり方も道具も、自分で編み出した
  • 自分の予定が、そのまま仕事の予定になる

当てはまるなら、あなたは段取りの達人タイプです。料理人の腕は、火を入れる前に決まります。あなたの仕事も、始まる前にほとんど終わっている。

これはAI活用の適性を分ける4つの軸のうち、HCRA の組み合わせにあたります。

段取りの達人の強みは、消してはいけない

段取りに再現性がある。基準を持って決める(R)ので、同じ状況なら同じ判断になる。仕組みにするのも得意(A)で、自分の手順はよく整っています。

「段取りを見直しましょう」と言われることがあるかもしれません。仕込みの質を落とす話ではありません。 この型で回っている仕事が、実際にあります。

詰まるのは、性格ではなく組み合わせ

仕込みの手順が、厨房のあなたの頭の中にしかない。基準はあるのに書いていない(H)、しかも自分で抱えている(C)。「整っている」のと「共有されている」のは別です。あなたの予定がそのまま仕事の予定になるのは、段取りが良いからではなく、段取りがあなたと不可分だからです。

実際、こういうときに出ます

たとえば、月初の締め処理。あなたは前月末のうちに必要な確認を済ませ、当日は流すだけにしてあります。ところがあなたが休んだ月だけ、締めが2日ずれる。代わりの人が悪いのではなく、前月末にやるべき仕込みが、誰の予定表にも載っていないからです。

なぜ、今まで直らなかったのか

段取りが良い人ほど、問題が表面化しません。あなたが回している限り、締めは遅れず、誰も困らない。困っていないものは、改善の議題に上がらない。だから何年も同じ形で続きます。動き出すきっかけは、たいてい「あなたが休む」という事故のほうです。

最初の一歩

仕込みの手順表を1本だけ作る。あなたはすでに基準を持っているので、AIに口で説明すれば、そのまま手順書になります。ゼロから作るのではなく、頭の中にあるものを写すだけです。

そのまま使える指示文

AIに貼り付けて使えます。{work} のような箇所は、自分の仕事名に置き換えてください。

私は{work}を担当していて、当日ではなく事前に済ませている準備がいくつかあります。
これから話すので、「いつ・何を・なぜ」の3列の表にしてください。私が省略した前提には、その都度質問してください。
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(前月末にやっていることを、思い出す順に話す)

あとで、これで確かめる

1か月後、その表を自分の予定表に登録する。登録できた項目は、あなた以外にも実行できます。登録できなかった項目こそ、あなたと不可分な部分です。

4つの軸それぞれの、使いこなし方

段取りの達人タイプは HCRA の4つの極でできています。軸ごとに、効く使い方は違います。

  • 仕事の覚え方:覚えておく … 頭の中を、口で説明してAIに書かせる
  • 仕事の抱え方:自分で抱える … AIに自分の判断を「説明させて」みる
  • 決め方:基準で決める … 自分の基準をそのままAIへの指示にする
  • 手の動かし方:仕組みを作る … 作った仕組みを、自分以外が直せる形にする

逆に、やらない方がいいこと

全部の段取りを一度に書き出そうとすること。量に負けて止まります。影響の大きいもの1つで十分です。

まとめ

「段取りを見直しましょう」と言われることがあるかもしれません。仕込みの質を落とす話ではありません。
詰まっているのは性格ではなく、HCRA という組み合わせの帰結です。だから気合いでは動きません。段取りは変えなくていい。仕込みの手順を、厨房の外に出す。

16タイプの動画はこちらにまとめています(順次公開中)。

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