こんな覚えはないでしょうか。
- まわりと同じやり方が自然にできている
- でも、それを書いた文書はない
- 新しく来た人に説明するとき、少し困る
当てはまるなら、あなたは察して整える人タイプです。舞台が滞りなく回っているとき、裏方の仕事は見えません。見えないものは、引き継げません。
これはAI活用の適性を分ける4つの軸のうち、HDRA の組み合わせにあたります。
察して整える人の強みは、消してはいけない
まわりとやり方が揃っている。基準で決める型(R)なので、判断がぶれない。人に渡すのも自然で(D)、仕組みにする発想もあります(A)。
「標準化しましょう」と言われる場面かもしれません。すでに揃っているので、揃え直す必要はありません。 この型で回っている仕事が、実際にあります。
詰まるのは、性格ではなく組み合わせ
揃っているのに、揃えた文書が無い。基準はあるのに書いていない(H)。「暗黙のうちに標準化されている」状態です。うまく回っているぶん、誰も問題として認識しません。新しい人が来たときだけ、静かに困ります。
実際、こういうときに出ます

たとえば、部内の書類の書き方。誰が作っても同じ形になっていて、あなたは「そういうものだから」と思っています。新人が持ってきた1枚だけが違う。指摘しようとして、根拠になる文書が無いことに気づきます。「みんなそうしている」は、指摘の理由になりません。
なぜ、今まで直らなかったのか
揃っているものは、揃っていることに気づけません。あなたにとっては「そういうもの」で、違和感が出るのは新人が来たときだけ。しかもその違和感は新人の側に出るので、あなたには届きません。問題として認識されないまま、静かに続きます。
最初の一歩

揃っているものを、AIに1枚の型にまとめさせる。既存の書類を3枚読ませて「共通しているルールを抜き出して」と頼めば、暗黙の基準が文章になります。ゼロから決める必要はありません。すでにあるものを写すだけです。
そのまま使える指示文
AIに貼り付けて使えます。{work} のような箇所は、自分の仕事名に置き換えてください。
同じ部署で作っている書類を3枚貼ります。
3枚に共通しているルールだけを抜き出して、1枚の型として書いてください。私たちが無意識に守っている決まりを、新しい人が読んで再現できる形にすることが目的です。
あとで、これで確かめる
1か月後、新しく作られた書類がその型どおりか見る。外れた箇所があれば、それは型の書き漏れです。指摘ではなく、型の追記で直します。
4つの軸それぞれの、使いこなし方
察して整える人タイプは HDRA の4つの極でできています。軸ごとに、効く使い方は違います。
- 仕事の覚え方:覚えておく … 頭の中を、口で説明してAIに書かせる
- 仕事の抱え方:人に渡す … うまくいった指示文を、そのまま人に渡す
- 決め方:基準で決める … 自分の基準をそのままAIへの指示にする
- 手の動かし方:仕組みを作る … 作った仕組みを、自分以外が直せる形にする
逆に、やらない方がいいこと
新しい基準を作ろうとすること。すでに揃っているのだから、必要なのは制定ではなく記述です。
まとめ
「標準化しましょう」と言われる場面かもしれません。すでに揃っているので、揃え直す必要はありません。
詰まっているのは性格ではなく、HDRA という組み合わせの帰結です。だから気合いでは動きません。裏方は続けていい。やり方だけ、表に出す。
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