こんな覚えはないでしょうか。
- いろいろな仕事に手が届く
- その知識がどこにも書かれていない
- マニュアルという言葉に、あまり実感がない
当てはまるなら、あなたはなんでも屋タイプです。なんでも屋の道具箱には、たいていのものが入っています。中身の一覧だけが、どこにもありません。
これはAI活用の適性を分ける4つの軸のうち、HDKM の組み合わせにあたります。
なんでも屋の強みは、消してはいけない
幅が広い。守備範囲の外側が少なく、人に渡すことにも抵抗がない(D)。「これ誰に聞けば」の答えが、たいていあなたです。
「業務を整理しましょう」と言われます。守備範囲を狭めろという話ではありません。 この型で回っている仕事が、実際にあります。
詰まるのは、性格ではなく組み合わせ
在庫が把握されていないので、貸し出せない。覚えておく型(H)で、感覚で決め(K)、手を動かして片づける(M)。知識はあるのに、どこにも書かれていない。マニュアルという言葉に実感が湧かないのは当然で、あなたの仕事は都度違うからです。ただ、そのぶんあなたの不在は、複数の業務を同時に止めます。
実際、こういうときに出ます
たとえば、あなたが1週間休むとき。引き継ぎメモを書こうとして気づきます——書くことが多すぎるのではなく、何を書けばいいか分からない。日常的にやっている小さな判断が20も30もあって、どれも単体では「わざわざ書くこと?」に見えるからです。結果、メモは薄くなり、休み明けに質問が溜まります。
なぜ、今まで直らなかったのか
守備範囲が広いので、どれか1つを取り出して「これを書こう」と決められません。全部書くのは無理、1つ選ぶ基準も無い。だから毎回「そのうち」になります。選ぶ基準を外から与える(=実際に聞かれた回数)だけで、この行き詰まりは解けます。
最初の一歩
1週間、聞かれたことをAIにメモらせるだけ。新しく書くのではなく、実際に発生した質問を記録する。それがそのまま、あなたの道具箱の目録になります。頻度の高いものから並びます。
そのまま使える指示文
AIに貼り付けて使えます。{work} のような箇所は、自分の仕事名に置き換えてください。
この1週間で私が受けた質問を貼ります。
同じ内容のものをまとめて、頻度順に並べてください。そのうえで、上位5件について「他の人が読んで自己解決できる短い答え」を作ってください。
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(受けた質問をそのまま貼る)
あとで、これで確かめる
1か月後、上位5件の質問が来た回数を数える。減っていれば目録が効いています。新しく上位に上がってきたものが、次に書く5件です。
4つの軸それぞれの、使いこなし方
なんでも屋タイプは HDKM の4つの極でできています。軸ごとに、効く使い方は違います。
- 仕事の覚え方:覚えておく … 頭の中を、口で説明してAIに書かせる
- 仕事の抱え方:人に渡す … うまくいった指示文を、そのまま人に渡す
- 決め方:感覚で決める … AIに「なぜそう決めたか」を言葉にしてもらう
- 手の動かし方:手を動かす … 「これ毎回やってる」と思った瞬間にAIに聞く
逆に、やらない方がいいこと
いきなり全業務のマニュアル化に着手すること。範囲が広すぎて必ず途中で止まります。
まとめ
「業務を整理しましょう」と言われます。守備範囲を狭めろという話ではありません。
詰まっているのは性格ではなく、HDKM という組み合わせの帰結です。だから気合いでは動きません。なんでも屋のままでいい。道具箱に、目録を1枚。
このタイプの話は、30秒の動画にもしています → なんでも屋タイプ(YouTube)
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