2026-10

企業でのAI活用

業務の棚卸しで「1回何分」は集まったのに、効果が計算できません|空欄になっていたのは「月に何回」の列でした

AI化の効果を試算するために業務を棚卸ししたら、1回にかかる時間はほぼ全員が書いてくれた。ところが「月に何回」の欄は空欄だらけで、合計が出せない。そういうことがあります。回数は、書く本人にも記録を見ないと分からない数字です。空欄を仮の数字で埋める前に、別に数えて、記録を指さして聞き直します。
企業でのAI活用

AIの要約が、いちばん大事なところを落としていました|頼むときに「読んだあと何を決めるか」を書く

長い資料をAIに要約させたら、読みやすくまとまっていた。ところが、判断に必要だった一文が抜けていて、あとで気づいた。そういうことがあります。AIが手を抜いたというより、何が大事かを知らされていなかったのかもしれません。頼むときに、読んだあと何を決めるのかを1行添えると、残る中身が変わります。
業務改善の現場から

毎月作っているその資料、誰が読んでいますか

毎月の初めに、決まった集計表を作って送る。誰かに頼まれて始めたはずが、いまは誰が使っているのか分からない。そういう仕事が、どの職場にも少しずつ残っています。やめられないのは、やめてよいと誰も言えないからです。止めて困る人がいるかを、1か月だけ確かめる方法を書きます。
業務改善の現場から

「持ち帰って検討します」が、3回続いていませんか

定例会議で同じ議題が出て、「持ち帰って検討します」で終わる。翌週も、その次の週も同じ。そういうことがあります。決まらないのは、検討が足りないからとは限りません。何が分かれば決められるのか、誰が決めるのかが、会議の場で言葉になっていないことが多いように思います。持ち帰るときに、2つだけ決めてから会議を閉じる方法を書きます。
企業でのAI活用

AIで楽になったはずなのに、効果を聞かれて答えられません|始める前に、いまの数字を1つだけ書き留めておく

AIを使い始めて、現場は「楽になった」と言っている。ところが上司に「どれくらい変わったの」と聞かれると、答えに詰まる。そういうことがあります。比べる元の数字を、始める前に取っていないからかもしれません。始める日に、いまの数字を1つだけ書き留めておくと、半年後に答えやすくなります。
企業でのAI活用

社内のAI活用事例を共有したのに、真似する人が出ません|紹介に「最初に何を入れたか」を足す

うまくいったAI活用を社内で紹介した。反応は良かったのに、ほかの部署で同じことを始めた人がいない。そういうことがあります。紹介の中心が「何時間減った」という成果になっていると、聞いた人は自分の仕事と同じかどうかを判断しにくくなります。手がかりになりやすいのは、最初にAIへ何を入れたか、です。
企業でのAI活用

AIの下書きを直す時間のほうが長い、と言われました|直しているのは文章ではなく、骨組み

報告書の下書きをAIに作らせたら、直すのに自分で書くより時間がかかった。そういう声が出ます。直した箇所を分けてみると、多いのは言葉づかいではなく、順番や結論といった骨組みの直しです。骨組みを先に人が決めてから渡すと、直す量が変わります。
企業でのAI活用

AI活用のアイデアを募集したら、たくさん集まって動けません|良し悪しで選ぶ前に、3つの欄が埋まる案を残す

社内でAI活用のアイデアを募集したら、思ったより多く集まった。ところが、どれから手を付けるかが決まらず、数か月たっても一覧のままになることがあります。案の良し悪しで選ぼうとすると決まりにくい。先に見るのは、誰が・何を入れて何を出し・間違えたら誰が気づくか、の3つが書けるかどうかです。
企業でのAI活用

プロンプト集を配ったのに、誰も使っていません|足りないのは文面ではなく、入れる材料

社内向けにプロンプト集を作って配ったのに、開かれているのは最初の週だけ。文面の出来が悪いのではありません。プロンプトの前に要る「入れる材料」が、どこにも用意されていないのが原因です。
企業でのAI活用

AIの答えが毎回違うので、業務に使えないと言われました|揃えるのは文面ではなく、判断の基準

同じ問い合わせをAIに2回聞いたら、違う答えが返ってきた。だから業務には使えない、という声が出ます。ところが並べて読むと、違っているのは言い回しで、判断は同じことが多い。判断まで割れているときは、AIではなく、渡している基準の側に穴があります。

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